長く持つ事にリスクあり

2011年04月04日

震災後、生保や損保のRepatriation予測の影響でドル円相場は76.25円まで上昇した後、G7国際協調介入のもと円安が維持されています。

3月22日記事で次は円高注意と書きましたが、翌日高濃度の放射性ヨウ素が都心でも観測され株価急落、円はさらに安くなりました。

一時はすぐに安定するかに見えた福島原発問題は長期的な問題となり国内以上に海外では問題視され株為替の不安定要素となっています。

米がQE2を6月まで実施するのか、QE3に移行するかも今後のドル円相場を大きく揺さぶります。米連銀がドルを刷り続け米国債を買い続けている(すでに約60%を買っている)限り、米連銀がドル増刷を止めれば、米国債はいつ暴落してもおかしくない状態です。

対して日本国内も震災で国債を増やす事は避けられず、いつ円暴落が起きてもおかしくない状況であり、ドル暴落が先か、円暴落が先かという状況です。

入口タイミングが良かった人は別ですが、これから投資を考えている人は、為替、株は、長期保有を避ける事をお勧めします。どちらに変動するか分からない状況だからです。

戦争や震災等の有事の際の急落、急暴騰時はまたとない投資チャンスですが、今の状況では持ち続ける事はリスクを増やす認識が必要です。

私の震災後の投資成績は、WTI、国石開発、野村HD、三菱UFJ等で+80万、ドル円で-40万でした。
ドル円は、82円⇒83円で-40万円確定、84.5円からまた40万通貨売りポジしております。
東京電力はすべて手放しました。
日本株もまたもうひと押しする可能性があるので早期に手放す予定です。

米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想以上に増加し、金利の付かない金が0.8%1428ドルと大幅下落しましたので、NY金をリスクヘッジとして検討中です。



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