ギリシャ問題から今後の投資を考える

2010年05月07日

GW連休明けの日経は荒れていますね。

ここまで急激に下げると、個人投資家の追証回避による投げも予想されます。
値段次第では、短期リバ狙いで、本日金曜日のザラバ終わり近くまたは、月曜日寄りに少し拾おうかと思っています。(ただしギリシャ問題はまだ続くと予想しますので、大幅な買い込みはしません。金額にして50万円位でしょうか…)

8日発表予定のアメリカ雇用統計も強い数字が予想されているので、市場のパニックが落ち着けば来週早々にでも買い戻されることを予想します。

しかし今回の下落で上昇トレンドが崩れましたので、しばらく調整が予想されます。
ギリシャ等EU諸国問題は19日ギリシャ国債償還(90億ユーロ)を皮切りに、20日ポルトガル国債償還(63億ユーロ)、21日スペイン国債償還(92億ユーロ)を支払えるか?も焦点でなかろうかと思います。

大幅に買い込むのは、それらの様子を見てからでも遅くないと考えています。

種々のコラムを読み解くと今回のギリシャ問題は、国が粉飾決算をしていたのと同じであることが分かります。(財政赤字対GDP比4%を最近になって12%に修正。)

ギリシャ国債利率も5%から7%へ上昇し利払いが膨らみデフォルト(債務不履行)の可能性があります。ギリシャ国債の8割はEU諸国の投資家が保有し、対外債務の内訳はフランス26%、スイス21%、ドイツ13%です。デフォルトになれば、これら各国経済への影響ははかり知れません。

EUは人口に対する公務員の人数比率が総じて高いです。日本4%に対してギリシャ10%、フランス10%、ドイツ7%。
付加価値税増税や公務員の報酬削減案を筆頭に年金問題も浮上し、もともとストライキの多い国ですので、今回のゼネスト(ゼネラルストライキ)もしばらく続く可能性があります。
財政赤字は、ギリシャに限らずポルトガル、イタリア、スペインも深刻でユーロ全体の信用不安が大きいです。

これらを考えると、本日のEU緊急首脳会議でギリシャ支援策が承認され、またECB(欧州中央銀行)の残された支援策の武器も多いようですので、本日又は、月曜日午前に短期的なボトムアウトを考えますが、長期投資をしている私は、EU諸国の上記問題から、まだ今後も日経は下がると思っていますので、今回は一部拾いで、全力買いはもう少し様子見を考えています。

株は自己責任で。

GWは、八重山諸島の小浜島、石垣島に1週間行きました。よい息抜きになりました。
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