8/31 ショートコメント

2011年08月31日

先週金曜日のジャクソンホール講演で、バーナンキFRB議長が「米国経済は直ちに刺激策が必要となるほど弱くはない」と発言したことを受け、米景気が失速しつつある懸念が和らぎ極端なドル売り・円買い圧力は後退しました。

ドル/円相場は、世界景気の先行きに対する過度な懸念が後退したことで76円半ばでの買い注文は増加傾向にあります。
ただし月末接近から輸出企業のドル売りが持ち込まれやすいため、77円を上回る水準では上値が重くなりそうです。

また財政規律重視の野田新首相が選出されたことで、デフレによる円高進行リスクは残ります。
このため週末の米経済指標が極端に悪化しなければ、ドル/円相場は徐々に下値を切り上げる可能性が高いです。

他方、豪ドルは9/1(木)に発表される中国の8月PMIの好転期待も相場を押し上げています。
豪ドル/円は82円半ばが上値抵抗の強い価格帯であるため、一段高となるにはこの水準を明確に上抜けすることが必要と考えられます。

投資は自己責任で。

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