8/19 ショートコメント

2011年08月19日

ドル/円相場は下値模索の動きが続きます。

本日はFRBの緊急ミーティング開催の噂や、アジア株式市場が下げ幅を拡大させたためドル売りの動きが強まりました。

個人投資家の押し目買いや介入警戒感で下値は支えられているものの、最安値の76.25円を下抜けするとオプショントリガーやストップロスなどで一気に76円を割り込む可能性が今後もあります。

財務省が発表した『対外および対内証券売買契約等の状況』によりますと、先週の海外投資家による日本短期債買い越し額は、週間ベースでの過去最高の約3兆円に達したとのこと。

8/4に日銀が4兆円以上と目される円売り介入を実施したにもかかわらず円高を阻止できなかったのは、海外投資家がリスク回避の目的で日本の短期国債を大量に購入していたためといえます。

日本人投資家は巨額の財政赤字を理由に円資産を敬遠する中、海外投資家はリスク分散や資産多様化の下、円資産に対して購入意欲を強めている形です。

ここ数日膠着状態が続くドル/円相場ですが、来週金曜日(8/26)のバーナンキFRB議長講演に向けてボラティリティが上昇する可能性に注意しましょう。

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