手作り石けん起業の失敗

2010年11月06日

本題に入る前に。。。
尖閣流出動画は時代の証人として日本人であれば見ておいた方が良いでしょう。
国家公務員法第100条の守秘義務は、最終的に公開することの公益が大きければ問われないのが判例です。政府は犯人探しよりも、衝突から船長釈放までの中国への対応が本当に良かったのか今一度考えるべきでしょう。

3歳未満の子ども手当増額が決まりそうです。財源は所得1000万円(年収1231万円)以上世帯の配偶者控除の廃止が案です。4月から事業所長になり、昨年より月収10万円増えてますので確実に我が家の配偶者控除はアウトです。政府へ不満を言っても仕方ありませんが、たくさん働いて収入を上げる事の欲望を失わせる社会はいづれ崩壊へと向かうでしょう。

で、ここから本題。
主婦副業として手作り石けんが流行っています。
過去私が挑戦し挫折した経験をご紹介します。

手作り石けんの良い所は、自分で原材料を選べるところです。
市販の洗剤で肌荒れがおきてしまう人は、自分の肌に合う石けんを作ることが可能です。
手作りは、市販石けんでは除かてしまう保湿成分のグリセリンを残す事が出来ます。

作り方は油脂(オイル)とアルカリ(苛性ソーダ)を”けん化”させます。
油脂(オイル)は、オリーブ、ココナッツ、パーム、ラードなどたくさんあり、泡立ちや保湿度合いから好みで選びます。
苛性ソーダは劇薬のため、印鑑を持ち薬局に行って住所氏名を書いて購入します。

手作り石けんを自分用のとして終わらせるか、販売するかが一つの分かれ道です。
販売するならば台所用として販売する場合と、身体用で販売する場合で異なります。
台所用だと雑貨として販売でき、顔身体だと化粧品として販売しなければなりません。

顔や身体の清浄を目的とする石けんを製造販売する場合は、化粧品製造業と化粧品製造販売業の許可を取得する必要があります。私は化学科大学院卒で資格要件をクリアしてましたので手作り石けんの起業を考えました。
ネット上には無免許で顔、身体用として販売してるお店があるので注意が必要です。

私が起業を断念したのは原材料の高さによる価格設定の難しさと安全性でした。

オイルや添加剤にこだわると材料費が増えます。私は蜂蜜石けんを作ってましたが、大量生産すれば原材料メーカーと価格交渉も可能ですが、単価500円以上の石けんにどれだけ魅力があるか疑問を持ちました。

もう一つは安全性。
市販の手作り石けんをいくつか購入し使用した所、肌荒れや抜け毛を経験しました。
市販のpH測定用紙ではバラツキが大きく、きちんとした機械を揃える必要を感じました。

苛性ソーダという劇薬を混ぜるので安全性には特に注意を払わなければなりません。
また大量生産するなら石けんの酸化を防ぐための長期保管室が必要となります。

以上の事から、手作り石けんを副業で起業する事に断念したした次第です。
本格的に機械を揃えて大量生産し安全性を担保出来る製品が作れれば”いける”と思いますが私には無理でした。失敗談でした。。。

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