君子危うきに近寄らずーREIT株ー

2010年03月01日

君子危うきに近寄らず
見識にすぐれ教養を身につけている者は、自らの行動を慎み、みだりに危険に近寄らない。
自分にふりかかりそうな災難は始めから避けるという意味。

株式投資の話です。
私が過去に投資していたダヴィンチ・ホールディングスが苦境に立っています。
倒産したアーバンを始め、ランドなど不動産流動REIT会社で、当時は私も将来性を評価し2005年に信用レバレッジ最大で6000万円でREIT株を購入していました。

当時は株の知識が浅くても、どの銘柄を購入しても上がっていた時代でした。
2005年末には〇千万円~億円の収益額に魅せられ、会社を辞めハワイでセミリタイアを考えたものでした。

そこへ2006年1月ライブドア事件があり、株式市場は一気に冷え込みました。
一部上場銘柄の回復は早かったですが、マザーズ、ヘラクレス株の信用は戻りませんでした。

1300万円の損失…。

証券会社からの100万円単位の不足金請求に即座に対応できずやむなく損失確定。
今思えば、強制的に手放されて正解でした。

あのまま持っていれば果てしない損失額となっていたでしょう。

時代は流れ、あの痛みを忘れまた昨今、REIT株は潰れなければ配当率が高い優良株と判断し、少額投資でも手に入る高い配当金や優待目的で購入していた人も多いことでしょう。

ここ最近の不動産価値下落と不動産売却の低迷による資金繰りの不透明化。
REIT株購入者は高配当、高優待目的のはずが、大きな損失を負ってしまったのではないでしょうか・・・?

短期間に大きく稼げるものにはとても魅力がありますが、そこに隠れているリスクに注意する必要があります。

私は2006年に高い授業料を払い勉強しました。

2005年当時活躍していて、本や雑誌に登場していた投資家達の名を最近は聞くことはありません。

「バブル」と言う言葉が、当時の投資家たちにとても当てはまります。
稼げることに踊らされ魅せられて消えていった人たち。

焦らずチャンスを待つこと…私からの投資のアドバイスです。

以下に私のお勧め投資方法をご紹介します。
①雑誌に載った銘柄は買わない。書店に並んだ時はすでに仕込まれており高値でつかむ可能性あり。
②信用取引は極力しない。安い時こそ買うチャンスなのに手放さなくてはならない状況になる。
③変動の大きな株より、安定した一部上場株。
④短期売買は、何度か勝っても、一回大きく負ければすべてなくなる。
  短期売買で通年で黒字を出し続けている人は少ない。
⑤月足はとても重要。時代は繰り返される。
 「金」は高値と判断。国内株で安くなった銘柄に時間軸をずらして購入する。
⑥1年に1~2回大暴落する時があります。流動資産を持ちそのチャンスを待つのも手です。
  ただし、底は誰にも分かりません。ある程度リバウンドしたら半分以上利益確定する事をお勧めします。
など。



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