就活は焦らずじっくりと

2010年01月31日

有名企業の会社説明会に予約が殺到しています。

これは昨今の業績悪化から企業が採用枠を減らしている事も起因しますが、
就職氷河期を敏感に察知した学生たちが過剰に反応している場合があるようです。

会社説明会予約が2分で一杯になり締め切られたケースもあるとか。

確かに、このデフレ不況の中、就職するのは厳しいかもしれません。
希望通りの職に就くこと自体至難の業かもしれません。

しかし、今は焦らないのも一つの手です。

アルバイトしながら大学院へ進む、または専門学校へ進み専門性を高めることも一つの道です。

なぜか?

5年以内に企業の多くは団塊世代の定年を迎えます。
恐らく会社従業員の10~20%が5年以内に辞めることになります。

不況下ですから団塊世代も再雇用による定年延長をするかもしれませんが、その場合はほとんどの場合が、契約社員で正社員ではありません。

結果、5年以内にまた売り手市場が来る可能性があります。
それまでに自分のスキルを磨いておくことです。

私の本業(一部上場企業)の社員年齢図を見ると55~60歳に一つのピーク、そして現在の40歳前後に人数ピークがあります。
それ以外の、45~55歳、25歳~35歳の人たちが少ないのです。
その時期はバブル崩壊後の痛手から企業が新卒を採用できなかった時代です。

その後、景気が持ち直しても企業は新卒しか取りませんでしたから、このようなイビツな形になっています。

つまり現在は、25~35歳の人たちの中途採用枠は多いのが現状です。
確かに誰でも採用するわけにはいきませんので、スキル、キャリアを積んでおく必要があります。

また、来年卒またはそれ以降卒の学生の方も、団塊世代との入れ替わりで採用枠は今後増えることが予想されますので、その時に競争に負けないようにスキル、キャリアを積んでおくと良いでしょう。

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