JAL株価は再び飛ぶ事が出来るか?

2009年10月20日

個人投資家として興味がある最近のJAL株の動向。

再建に向けてタスクフォースチームが社内、社外へと働きかけている。
しかし、組合が5つもある会社は普通ではない。

アメリカGMに似たような従業員の高給与体質を見受けられるが、問題の根底はどこか?は私には分からない。
人員を数千人規模で大幅削減案を出しているが、問題の根底が解決されない限り自立再建は無理だろうと思う。
JALの問題はなぜかマスコミも大きく取り上げない。

削減されるかもしれない従業員の方たちも生活は不安だろう。
私的、公的整理も可能性があり、予断の許さない状況だ。

国が税金を投下して企業を再建させる事は、これが中小企業であれば公的資金の選択などないわけで、異常さを感じる。
JALには既に数回公的資金が投下されているはずだ。

それでも企業単体で再建できないとなると、私的公的整理もやむなしと感じる。

(数千億円)債務超過しているから銀行に債権放棄して欲しいというのも変な話だ。

国民の生活の足として飛行機は必要である。
それがゆえに、会社をつぶす事は出来ない。
一度入社できた社員は、会社がつぶれないから定年まで働けると安心してしまう。

しかし、経費を食いつぶす社員は会社がどんなに不況になってもつぶれない(国のバックアップがある)会社に多い。
(宇宙線による遺伝子障害を受ける可能性があるパイロットの特権は別として)
このような社員は、能動的にコスト削減など気にしない。
経営再建には社員の意識改革から必要だろう。

危機感を持ち、生き残る競争心をなくした企業体質は一度壊した方が良いと考える。

日本航空株価は近く100円を切ることを予想するがどうだろうか?
銀行は無策な債権放棄を認めないでほしい。

前原さんの日本航空の問題は政府問題だからという話がとても気にかかる。
国も安易な公的資金(税金)投入はやめてほしいものだ。


以下にお薦め書籍をご紹介します。

三枝匡(著)V字回復の経営 2年で会社を変えられますか

太陽産業アスター事業部(仮名)の再建に向けてタスクフォースを結成し、問題点を洗い出し経営再建への戦略を考える。
「小松製作所」を題材とした実際にあった話です。

「社員であるならば野党であってはいけない」は名言です。



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