空き缶はお金になる(生きるための生活術)

2009年03月28日

最近の不況からか仕事がなく自殺者が増えている記事を目にします。
今日はこのような収入源もあることをご紹介します。

私が住んでいる街は東京、大阪に次いでホームレスの多い県です。
集合マンションのごみ収集所には朝方によく「おはようございまーす」と声をかけてきてはゴミをあさっています。

彼らは一体何をしていると思いますか?
ゴミの中にもお金になるものがあるのです。
例えば、空き缶。経済情勢や地域差もありますが、相場は空き缶60~70個で100円になります。
一日1000~3000円以上稼ぐ猛者もいます。
お酒の一升ビンは一本10円です。
本も、せっかく束ねたところから売れそうな本を抜き取ります(これには憤りを感じますが)
下手にアフィリエイトしているより稼ぎます。

地方の駅にはいませんが、都心には雑誌のごみ箱があり、そこをあさる人がいます。
駅を出ると、露天商があり、週刊ジャンプなど週刊誌を一冊100円で売っています。
発刊日のものは高く売れるそうです。仕入れ値はタダだからそのまま利益になりますね。

私は東京出張の際は、山谷(いわゆる出稼ぎ労働者がいる街。ドヤ街)に泊まります。
あしたのジョーという漫画で有名になった「泪橋」がある街です。
一泊2000円台で、2~3畳集合シャワー付きで泊まれます。(2700円で新築ホテルに泊まれます)
新宿や新町、秋葉原のカプセルホテルよりも安く泊まれます。
さすがに夜は物騒なので、ホテルまではタクシーを利用していきます。
なんと約100mおきに警察署があります。(それだけ物騒だということでしょう。)

翌朝、スーツからそれなりの格好に着替えて山谷の町を散策します。
人は、自分より上の人には卑屈で、下の人間には蔑視する傾向があります。
通り行く人から冷たい視線を感じます。
人間のエゴが見える町です。
人間、自分を客観視できます。

そこでは、皆で火にあたり、情報を交換し、キリスト関係者が食事を与えてくれます。

別にホームレスを肯定している訳ではありません。
仕事がなくなったからと言って簡単に死ぬなと言いたいのです。

彼らの生命力を見習うことも必要です。
生きるためと称して、強盗、窃盗、詐欺をすることは人道に反します。
女性高齢者の窃盗、若者の詐欺(オレオレ詐欺)は、簡単に収入を得られるかもしれませんが、他人をどれだけ不幸に追いやっているかを考えるべきです。

仕事はない訳ではありません。
えり好みしている段階ではないということです。最初からこれは出来ないなど自分で限界を作っています。
何十万人と派遣切りが増えれば、職につく競争率は今後どんどん高くなります。

ホームレスを肯定している訳ではありませんが、彼らでも生きる生活術があり、強盗、窃盗などをせず、人道に反さず生きています。そしてせっかく生を受け、生まれてきた訳ですから、地球のため、人のためでも良いです。生きがいを見つけることが大切です。

自殺はいけません。
(注:別に私は宗教家ではありません。)

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この記事へのコメント
たまーに見かけるペットボトルの山ほど持ったホームレスのおっちゃん・・・
やっぱりお金になるんだろうな
こういうところでも情報持っている人が強い・・・
カンカン集めてもどこでお金に変えてもらえるか知らないホームレスもいるというから情報ってやっぱり重要です・・・
Posted by ロンベルク at 2009年03月29日 00:28
ロンベルクさんコメントありがとうございます。確かに空き缶集めはどこへ持っていけば良いか知らないとだめですね。市のリサイクルセンターへ持っていくよりも、アルミとスチール缶で分別して金物屋へ持っていく方が良いという情報もあります。ホームレス同士でも生きるためお互い秘密にしている人が多いようです。どの世界も競争社会ですね。最近私もリサイクル業に興味を持ちました。何でも挑戦したいのです。お金になりそうな事に貪欲なのかもしれません…
Posted by yoshiyoshi at 2009年03月29日 12:45
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