解雇されても生き抜く術

2009年03月28日

昨日不動産大手であり、一部上場企業パシフィックHDが倒産しました。
過去、私を株で大損(1000万円)させた会社です。
途中で損切りし、現在は下がりきった銀行、証券会社株を1000万円運用しています。リスク資産です。
現在給与の4割を貯蓄(安定貯蓄)に、1割を株式(リスク)投資しています。

今の世の中、将来を保障された生活なんてありません。
いつなんどき、自分に火の粉が降りかかるか分かりません。しかし、もしそうなった時に自分ひとりでも生活していく術を知っておくことは大事です。

話は唐突ですが、皆さんはホームレスの人たちを見てどのように思い、どう感じますか?
「きたない」「人生の落伍者。敗北者」「あぁはなりたくない」「自分は絶対ならない」などではないでしょうか?

しかし、ホームレスの人たちもその昔は今の私たちと同じように真面目に働き、企業の正社員だったり、社長だった人たちがいます。
それがある日突然の企業倒産やリストラ、借金苦でホームレスになっているケースが多いのです。
20代、30代であれば再就職も可能です。しかし、40代50代になると募集が絞られます。
家のローンが残っている、子供が高校、大学でまだ教育費がかかるような場合は、リストラされると収入がダウンし結局は家を手放さなくてはならないケースが多いようです。
特に技能がない50代の方は、もしもの場合は絶えず考えておかねばならないと思います。

私が東京出張時によく山谷に行くということはお話ししました。
ホームレスにも大きく2パターンあり、体が動き日雇い労働をしながら、カプセルホテルや、ネットカフェなどで転々としている人たちと、体が動かない、高齢、アル中、やる気なしなどで、川沿いや公園で定住する人たちに分かれます。

以下に、山谷に集まるホームレスが生きている術をご紹介します。
こういうことも知っておくと、知らないで万一の時に希望をなくし、自殺の道の選択しか思い浮かばないよりは良いでしょう。
希望の仕事がなくても生きていけるのです。

①日雇い労働:体が動く人は、肉体労働ができます。山谷に集まる人たちがそうです。8000円~1万2000円くらいにはなります。鳶職など専門性があれば1万5000円くらい稼げます。

②雑誌回収:「週間ジャンプ」「週間マガジン」「ヤングジャンプ」「ヤングマガジン」系コミック誌は発売日のお昼にゴミ箱や電車内で拾います。発売日の朝にサラリーマンなどが読み捨てた本を拾うのです。発売当日に拾い古書店や露天商(これもホームレスがやっているケースあり)に売ると高く売れます。「プレイボーイ」など成人誌は発売日関係なく高く売れます。「週刊新潮」「週間文春」などは不人気で高く売れないようです。

③資源ゴミ回収:空き缶、ダンボールの回収です。空き缶は60~70個で100円。ダンボールは100キロで500円~600円になります。労働の割りに収入が悪いので、日雇い労働ができない高齢者ホームレスがやります。

④不燃物・粗大ゴミ回収:オフィスや高級住宅街からでる、事務用品、動くパソコン、プリンター、電話機、灰皿、絵、椅子、テーブル、DVD(特にエロ系)などをリサイクルショップへ持ち込みます。意外と高く買い取ってくれるようです。

⑤風俗店アルバイト:男性なら風俗店デリヘル運転手、チラシ配り、ボーイ、呼び込み、看板持ちなどがあります。
家付きが多く、バイト代も高いので侮れません。

不況になると、女性で学生風俗嬢、就職できなかった女性が風俗へ就職?するケースが増えます。
安易に収入が得られるという点では「アリ」ですが、女性の「華」は短い。病気をもらうリスクもあります。
客を取る競争は厳しく、店によって高いノルマを課せられます。ノルマ達成のために体を張る人もいます。女性間トラブルも多いです。
先日、50歳までの風俗嬢募集の記事を見ました。「マジか?」という気持ちになりましたがニーズがあるのでしょう。

保障された生活などありません。
万一のとき、自分ひとりでも生きていける生活術、スキル(能力)を身につけておくことが大事です。

以上ご参考まで。



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